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2013年8月6日火曜日

ボルテコントローラーを作るよ(6)

三和電子の通販サイトから購入した照光式押しボタンのマイクロスイッチは押圧 100g もあるので実機のショートボタンよりもかなり固い感触です。
押しボタン内のスプリングを 20g の物に変えてもまだ固い。
旧型ランプホルダーならマイクロスイッチの交換は超簡単なのですが、それを使うと今度は20gバネでは緩すぎて、ボタンが素早く戻ってきません。
実機でもワンタッチランプホルダーを採用している筈なので、中のマイクロスイッチをカスタマイズした専用仕様の物を使っているんだと思われます。
で、もうしょうがないんで分解してマイクロスイッチを D2MV-01-1C2 に入れ替えました。

ランプホルダーのマイクロスイッチを交換します

右が初期状態のランプホルダー。
左がD2MV-01-1C2に交換後。
下のはそれぞれに内蔵しているマイクロスイッチ。
ハンダを吸って分解すれば簡単に交換出来るだろうと思っていましたが、ちょっとだけ大変でした。
ケーブルコネクタを移設したり、外装を一部破壊して端子が引っかからないようにしたり、ピンを曲げて干渉しないようにしたり。
でも、ちゃんと処置すればマイクロスイッチがキチンとホルダー内に収まってくれます。
ついでに LED も青色のに変更。

マイクロスイッチの押圧が 25g になった事で、実機にかなり近い押し具合になりました。
ロングボタンに関しては、元々の実機からして固いので 20g バネに交換するだけの方が再現度高いかもです。
自分はロングボタンだけ旧型ランプホルダー + 1C2 にして、ユルユルにしちゃいましたが。
ちなみに新旧どちらのランプホルダーもボタン部分に自由に取り付け可能です。

これで まぁまぁ遊べるのが出来たので、ボルテコントローラーの製作記事おしまい。

サウンドボルテックスコントローラー完成
オマケでバックボタンも付けたった。

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照光式押しボタン用スプリング

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2013年8月4日日曜日

ボルテコントローラーを作るよ(5)

前回作ったツマミを操作板に取り付け。
ツマミをフレームに固定する

100円ショップで買ってきた土台付ケーブル結束具を針金とか使ってフレームに固定。
そこにモーターをバンドで締め付けて固定。
手抜き感200%の処置だけど、結構しっかりくっ付きました。
普通に操作する分には問題無いレベル。

とりあえず完成

とりあえず最低限のパーツを組み込んで、一旦完成。
USBゲームパッドとしてPCで認識、使用可能です。
仮組みのつもりで使ったジグソーパズル用のパネルでしたが、膝の上に置いて使うのに丁度いい大きさ。
このまま実戦投入でイイかもしれない。
使わない時には壁に掛けとけるのも利点。

後はボタンのフィーリング調整とかやってきましょー。

2013年8月3日土曜日

ボルテコントローラーを作るよ(4)

前回はつまみの回路部分を作ったので今回はつまみ本体部分を作ります。
つまみの回転機構自体は玩具用のモーターを使い、実際に摘むノブ部分には市販のボリューム用部品を使います。

サウンドボルテックス実機のツマミは直径 30mm 高さ 28mm 程度なのですが、市販品で同じ形状の物は見つかりませんでした。
しょうがないので、直径 30mm 高さ15mm のもので代用します。

ボリューム部品の取り付け穴は大抵、直径 6mm 程度の棒にはめることを想定して設計されています。
しかし玩具用モーターの軸は直径 2mm 位しかありません。
モーターにピニオンギアを装着しても直径 5mm 程度。
この状態ではめられない事も無いですが回転軸が微妙に中心から外れて気持ち悪いです。
そこで外径 6mm 内径 5mm の真鍮パイプで接続してジャストフィットさせました。

モーターにボリュームノブ

真鍮パイプをピニオンギアにはめる時は多少強引な感じになりますが、グリグリしてやれば入っちゃいます。
モーター本体部分に少しだけ接触する位まで押し込めば、ノブを回した時に慣性で回りすぎない様にトルク調整っぽい事も可能です。
ノブの高さが足りない件もパイプを長めにする事で、ある程度解決できます。

2013年8月2日金曜日

ボルテコントローラーを作るよ(3)

前回加工したゲームパッド基盤の仕上げ。
ハンダ付け箇所をエポキシで補強

基盤のパターン上に配線をハンダ付けした箇所は破損しやすいので、エポキシ接着剤等で固めて補強します。
これやっとかないと、配線を何かに引っ掛けた時に基盤の回路ごと剥がれて思わぬ大損害になる事もあります。
次に、ボルテコントローラー制作において最大の問題と思われる二つのツマミ。
これについては市販の玩具用モーターを利用した回路がニコニコ動画で公開されていましたので、それを参考にさせて頂きました。

作ってみたつまみユニットがコレ。 つまみ検出ユニット

オリジナル版の配線パターンではモーター軸をちょっと勢いよく回さないと信号が来なかったので、感度調整用の47Ω抵抗二つは取っ払っています。
ただそれだとモーターを動かしていない状態でも反応する時があったので、コンデンサと並列に47Ω抵抗を一個仕込んで対策しました。
かなりセンシティブな操作感になりましたが、音ゲー専用のコントローラーですのでそのほうが好都合。