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2011年7月29日金曜日

Long night in Shibuya

渋谷に映画観に行ってきました。
ジブリの「コクリコ坂から」。
ストーリーラインは昔の少女漫画のようだなー、と思ってたらパンフに、原作は少女漫画って書いてあった。
ジブリらしく細かい環境描写が良い。
波に揺られる小型船の心地よい感じはいかにも「ジブリ」っぽい。
古い洋館や街の風景、東京オリンピック直前の日本橋の雰囲気。
当時の朝の準備、手回し式の脱水機。
板張りの廊下を歩く音を聞いて自分の中の何かとシンクロする。
アリエッティの時も思ったが、音響は観る人の記憶を揺さぶる力がある。
傑作ではないかも知れないが、とても丁寧に作られた佳作だと思う。
大正・明治頃の古い洋風建物が好きな人にはオススメな映画。

さてコクリコ坂を見た後は小劇場のシネクイントに移動。
ムカデ人間」を観る。

ムカデ人間
この映画は一見低予算とかB級映画といったキーワードが連想されるが、実際に観るとその通り。
中盤まではホラー映画の文脈に沿った作りで、慣れた人なら容易に先が読めるんじゃなかろーか。
問題は後半である。
ネタバレになるので詳しくは書かないが、ギャグとホラーは紙一重であり、この映画にはそれを思い知らされる。
何か人間賛歌的なテーマも有りそうな気がしたが、気のせいだったぜ。
現在、続編である『The Human Centipede II(Full Sequence)』が製作中との事なので日本に配給されたら観に行きます。
人体改造好きな人にはオススメ。